男性更年期とは

うつ病について(患者数、原因、症状など)

日本人の「約15人に1人」がかかるといわれる病気です

「うつ病」は“心の風邪”。

日常生活を送っていると、誰でも憂うつな気分になることがあります。何か大きなストレスを感じること、季節や悪天候といったささいなことによっても、気分が落ち込んだり集中力が低下したりすることはあるでしょう。

それが一時的な気分なのか、それとも「うつ病」なのか、自分で判断するのは難しいものです。

うつ病の患者数は年々増加…。この10年ほどは急増しています。

日本において、うつ病の患者数は年々増加しており、特にこの10年ほどは急増傾向に。日本人のおよそ15人に1人はかかるといわれ、幅広い年代の方がうつ病になっています。

ご自身はもちろん、家族や友人、同僚など、身近な人が発症してしまう可能性もあるのです。うつ病は、早めに適切に対処することが大切なポイント。症状が出たときのために、正しい知識を身に付けておきましょう。(※参考:「うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい」堀江重郎、東洋経済新報社、2016年)

うつ病の患者が抱える主な症状

  • イライラ
  • 食欲がなくなった
  • 憂鬱な気分が続く
  • 不眠に悩まされている
  • 常に不安感がある
  • 集中力がない  など

うつ症状が重症化した時「うつ病」と呼ばれます。

私たちは、普段の暮らしの中で「憂うつだな」「気分が落ち込んでいる」と感じることがあるでしょう。そこには思い当たる原因があっても、もしくは自分では特に原因がわからなくても、気が滅入ってしまうことは誰にでもあります。

しかし、健康な状態であれば、数日間かけて身体や心のバランスをとっていくことで憂うつな気分から抜け出し、前向きに頑張ろうと思えるようになるものです。

ところが、憂うつになっている原因を解消したり、気分転換を図ったり、ある程度の日にちが過ぎたりしたにもかかわらず、強い憂うつ感が長く続き、普通に生活することさえ難しくなることがあります。そのような状態になると「うつ病」と診断される場合があります。

うつ病になると、「憂うつな気分」や「気持ちが重い」といった「抑うつ気分」と呼ばれる症状とともに、心や身体にもさまざまな症状があらわれてきます。

 

日本では年々患者数が増加。

現状では111万人を突破しています。

うつ病と診断された方は日本にどのくらいいるのでしょうか。

 

参考:厚生労働省「患者調査」2015年12月発表分

 

厚生労働省の調査によると、日本におけるうつ病など気分障害の患者数は1996年の時点で43.3万人、1999年には44.1万人とほぼ横ばいでした。しかし、2002年に71.1万人、2005年に92.4万人、2008 年には104.1万人、2014年になると111.6万人というように、2000年代に入って著しく増えています。さらに、うつ病になっても病院を受診していない患者はかなり多いと考えられており、ある疫学調査によると300万人以上のうつ病患者がいると推定されています。


参考:厚生労働省「患者調査」2014年10月データ

 

患者数を男女年齢別に見てみると、全ての年代を通して、男性より女性のほうが多い傾向があります。また、男女共に20歳代から患者数が増えていますが、女性は30歳代から70歳代まで10万人を超えて推移しているのに対して、男性は働き盛りの40歳代をピークとして、その後はだんだんと減っていることがわかります。

うつ病を発症しやすい性別と年代をざっと頭に入れておくと、自分やまわりの人が心身の不調に陥ったとき、「もしかしてうつ病かも」と考えることができ、早めの発見や治療につながります。

■更年期障害の症状 こんな症状、ありませんか?

 

 

うつ病の大きな原因は「ストレス」ですが、

うつ病の原因がわからないケースもあります。

日本では年々増加の傾向をたどっているうつ病の患者数。その原因は何なのでしょうか。うつ病が起きる仕組みや原因については、さまざまな研究が行われていますが、実はまだはっきりと解明されていません。
ただし、原因はひとつではなく、いくつかの要因が重なって発症してしまうと考えられています。

 

 

環境要因の場合…

まず、最も大きな原因となるのは「環境要因」です。何らかの強いストレスがうつ病の引き金になるといわれています。
例えば、大切な人との別れ、職場や家庭内での問題、人間関係のトラブルなどがストレスを引き起こします。仕事を持つ人にとっては異動や望まない業務、女性には出産や子育て、更年期障害などもストレスとなりがちです。

男性の場合は、働き盛りの30歳代から50歳代のうつ病が深刻で、家族や周囲の人に相談できず、ひとりで悩んでいるケースが多いといわれています。それがエスカレートし、自殺につながっているという辛い現実があるようです。

 

男性の場合は、働き盛りの30歳代から50歳代のうつ病が深刻で、家族や周囲の人に相談できず、ひとりで悩んでいるケースが多いといわれています。それがエスカレートし、自殺につながっているという辛い現実があるようです。

 

性格の場合…

その人がもともと持っている「性格」も、うつ病を発症する要因のひとつです。次のような性格や考え方を持つ方は、うまくいかない状況になると、うつ病を発症する可能性が高くなる傾向があると言われています。

 

 

そのほか、「遺伝的要因」や「慢性的な身体疾患」も、うつ病の要因とされています。うつ病は、これらの要因が複雑に結びついて発症するものと考えられています。

 

最近の研究によれば、うつ病を発症すると、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」や「ノルアドレナリン」の動きが悪くなっているケースがあるということがわかっています。
今後ますます医学的な解明が進められていくでしょう。

 

うつ症になると心や身体に症状があらわれます。

うつ病になると、憂うつな気分になるだけでなく、身体の調子も悪くなりがちです。一般的に心身にどのような症状が出てくるのか、それぞれ見ていきましょう。

心の症状

  • 悲しく憂うつな気分が1日中続く
  • これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
  • 疲れやすく、何もやる気が起こらない
  • イライラする、怒りっぽくなる
  • 集中力がなくなる、物事を決められない
  • 自分には価値がない、消えたいと思う

※このような症状が2週間以上続き回復しない場合、うつ病になっている可能性があります。

身体の症状

  • 食欲がない
  • 眠れない、寝つきが悪い
  • 朝起きられない、寝すぎてしまう
  • 頭痛が続く
  • めまいがする
  • 肩こりがひどい
  • 吐き気がする

うつ病の症状は、朝が最も悪く、昼から夕方にかけて回復してくることがよくあります。朝はなかなか起きることができずに仕事や学校を休んだものの、午後からは調子が良くなってくると、まわりの人からサボっていると思われるかもしれません。
しかし、それこそうつ病の特徴なのです。少しでも思い当たることがあれば、早めに病院に相談してみることをおすすめします。

ただし、うつ症状だと思い込んで長い間悩んでいたら、実は男性の更年期障害だったというケースもあります。
うつ病と決めつけず、更年期障害なども考慮して、多角的にクリニックを受診してみることも大切です。

医師と相談して、適切な治療を受けましょう。

うつ症の治療には大きくわけて3つの方法があります。

治療には、「休養」「薬物療法」「精神療法」という大きな3つの柱があります。いずれの場合も、医師としっかり相談したうえで治療を進めましょう。早めに治療を始めれば、回復も早くなることでしょう。「おかしいな」と思ったら無理をせずに、病院や専門クリニックを受診してください。

休養・環境調整での治療法

治療の第一歩は、十分に休養を取り、心と身体を休ませることです。とにかくゆっくり休みましょう。

また、ストレスの原因がわかっているなら、ストレスを減らすために環境を調整することが効果的です。

例えば、職場にストレスがある場合、仕事を完全に休むという方法から、勤務時間を減らしたり配置替えを願い出るなど、周囲と相談してできるだけストレスの緩和に努めましょう。
うつ病になる方は、真面目で責任感が強いタイプの人が多いようです。そのため、自分が休んだり環境を変えたいというと、他人に迷惑をかけてしまうのではないかと考え、ためらってしまうかもしれません。しかし、焦らずに休んだり状況を変えたりすることが、回復への近道なのです。まずは病気を治すことを第一に考えて、休養を心がけましょう。

薬物での治療法

症状を改善し、再発を防ぐための方法として、治療薬を使う薬物治療があります。現在、日本で使われている主なうつ病の治療薬は「抗うつ薬」です。即効性はなく、効果が現れるまでにある程度の時間がかかります。

ほかに、症状に応じて、不安を静めて精神を安定させる「抗不安薬」、心身を落ち着かせて眠れるようにサポートする「睡眠導入剤」を処方されることもあります。

精神療法での治療法

精神療法とは、うつ病患者の心理面にアプローチする治療法です。まず薬物療法によって症状を落ち着かせたうえで、症状に応じて精神療法を行うのが一般的です。

患者が自分のことを見つめ直し、うつ病の再発を防ぐことを目的としています。

主な精神療法としては、自分の行動や思考のパターンを理解して、うつ病にならないように自分をコントロールできるようにする「認知行動療法」、うつ病の要因となった対人関係の問題を解消するスキルを学ぶ「対人関係療法」などがあります。

テストステロンの値は病院で測ることが可能です

男性ホルモンの代表格=テストステロンは、身体の中で生み出され、年齡やその他の要因によって値が変化します。

◎いまの数値は? ◎平均値との比較 ◎足りないとどうなる?

 

気になる方は男性更年期専門外来にご相談ください。

なんだか最近疲れやすい。眠れない。やる気が出ない…

男性の更年期障害は、専門クリニックで治療が可能です。身体と向き合いましょう!

テストステロン(男性ホルモン)の働きに着目した、医療機関があります。

以前に比べて疲れやすくなった、眠れない、集中力が続かない、倦怠感が続く…。
その原因は、単純な加齢によるものだけではなく、テストステロン(男性ホルモン)の低下による更年期障害かもしれません。
まずはご自身のテストステロンの値を測定し、本来の健康な身体を取り戻しましょう。

 

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